【本当は怖いアンデルセン裏童話】「人魚姫」の原作が残酷すぎる
2018年12月20日
今でも語り継がれている童話や昔話は、読みやすいように改変されているものが多いです。
特にグリム童話やアンデルセン童話、日本昔話が作り直されている理由は、子供には読ませられないような残酷な展開のものも多くあります。
今回はそのうちの一つ「人魚姫」についてお話します。


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「人魚姫」といえば人魚と人間の恋の物語ですが、ディズニーの「リトルマーメイド」のイメージのせいか、難しい恋だけど困難を乗り越えてラストはハッピーエンド という結末が今では主流となっています。
ですが元の原作でもあるアンデルセン童話の「人魚姫」は違います。
これからそのあらすじを、ざっくりではありますがお話します。
人魚姫は6人姉妹の末っ子です。
人魚たちは毎年一人ずつ海の上に行くことを許されました。
末っ子の人魚姫が初めて海の上に行ったのは15歳の誕生日です。
そこで船に乗っていた王子に一目惚れしますが、船が荒波で難破し、王子は海の中に投げ出されてしまいます。
人魚姫は死にかけた王子を助けますが、王子は気を失ったまま目を覚ましません。
人魚姫は暖かい浜辺に王子を運び、隠れて様子を見ていました。
人魚姫は祖母に人間について教えてもらいました。
それを聞いた人魚姫はますます人間への憧れを抱きます。
そんな人魚姫に祖母は「人魚も魂を持つことが出来る」 という事を教えます。

そんな事を聞いてしまった人魚姫は魔女に助けを求めます。
そして魔女から「尻尾を人間の足に変える薬」 をもらいます。
それでも人魚姫は薬を飲み、人間の足を手に入れます。
そして王子の元へ。
人魚姫は、あの時王子を助けたのは自分だという事を告げたかったのですが、声が出せず伝えられません。
そして足には激痛が走り、歩く事もままならない状態です。
それでも人魚姫を王子は可愛がり、妹のような存在に。
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悲しみに明け暮れていた人魚姫の元へ姉たちが来て、自分達の髪の毛と引きかえに、魔女からもらった短剣 を差し出します。
そして姉たちは「その短剣で王子を突き刺せば、その血で人魚に戻れる」と告げます。

自ら海に身を投げた人魚姫は泡となりました。
ですがその泡は空に舞い、風の精霊と出会います。
精霊は人魚と同じように魂はないが、300年良い行いをすると魂を得る事が出来る。と教えてもらいます。
そして人魚姫も今までの苦労でこの世界に来れた 事を告げられます。
そう、人魚姫は風の精霊に生まれ変わったのです。
原作のラストはこのような結末になっています。

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以上が「人魚姫」の原作のお話です。
結構省略してしまいましたが、大体のストーリーはこれで分かったと思います。
かなり悲しい内容になってますが、最後の最後でほんの少し救われたような…希望が少し見えるような感じです。
きっと人魚姫はこれから良い行いをし、300年以内に魂を手に入れる事ができると思います。
そして天国で王子と再会するのではないでしょうか?
王子もきっと突然姿を消した人魚姫の事が気にかかっているでしょうし、もしかしたらそこで人魚姫の存在の大きさに気付くかもしれません。
私が聞いたお話では、最後人魚姫が海に身を投げ泡になって終わるのですが、その後「風の精霊になる」という結末に続いていて本当に良かったです^^;
興味のある方は是非、原作のアンデルセン童話「人魚姫」を読んでみてください^^
特にグリム童話やアンデルセン童話、日本昔話が作り直されている理由は、子供には読ませられないような残酷な展開のものも多くあります。
今回はそのうちの一つ「人魚姫」についてお話します。


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人魚姫とは
人魚姫(にんぎょひめ、Den lille Havfrue)は、デンマークのハンス・クリスチャン・アンデルセン作の童話である。
1837年に発表された。
ハンス.クリスチャン・アンデルセン,ステュウット・ヴァーナム-アットキン 講談社 2018-07-02
「人魚姫」といえば人魚と人間の恋の物語ですが、ディズニーの「リトルマーメイド」のイメージのせいか、
ですが元の原作でもあるアンデルセン童話の「人魚姫」は違います。
これからそのあらすじを、ざっくりではありますがお話します。
注意!※ネタバレを含みますので、ご覧の際はご注意ください。
王子との出会い
人魚姫は6人姉妹の末っ子です。
人魚たちは毎年一人ずつ海の上に行くことを許されました。
末っ子の人魚姫が初めて海の上に行ったのは15歳の誕生日です。
そこで船に乗っていた王子に一目惚れしますが、船が荒波で難破し、
人魚姫は死にかけた王子を助けますが、王子は気を失ったまま目を覚ましません。
人魚姫は暖かい浜辺に王子を運び、隠れて様子を見ていました。
そこに修道院から出てきた少女が王子に気付き、王子を助けるために連れて行ってしまいました。
人魚姫は仕方なく海の底へ帰ります。
人魚姫は仕方なく海の底へ帰ります。
祖母からの教え
人魚姫は祖母に人間について教えてもらいました。
人魚は300年生きることが出来るが、その後死んだら泡となる。
人間は短命だが、魂を持って天国に行くことが出来る。
人間は短命だが、魂を持って天国に行くことが出来る。
それを聞いた人魚姫はますます人間への憧れを抱きます。
そんな人魚姫に祖母は
ですがそれには「人間から愛され結婚すること」が条件で
そして「人魚が人間から愛されるなんてほぼ不可能」という事を告げます。
そして「人魚が人間から愛されるなんてほぼ不可能」という事を告げます。
魔女から薬をもらう

そんな事を聞いてしまった人魚姫は魔女に助けを求めます。
そして魔女から
POINTしかしこの薬を飲むと舌は切られ声を失い、歩くたびにナイフで抉られるような痛みを感じ
なおかつ王子からの愛を貰えなければ泡となって消えてしまう。と、魔女は告げました。
なおかつ王子からの愛を貰えなければ泡となって消えてしまう。と、魔女は告げました。
副作用が酷すぎる^^;
王子に会いに行く
それでも人魚姫は
そして王子の元へ。
人魚姫は、あの時王子を助けたのは自分だという事を告げたかったのですが、
そして足には激痛が走り、歩く事もままならない状態です。
それでも人魚姫を王子は可愛がり、妹のような存在に。
しかし王子は自分の事を助けてくれたと信じている「修道院の娘」と結婚してしまうのです。
姉たちの助け
悲しみに明け暮れていた人魚姫の元へ姉たちが来て、
そして姉たちは「その短剣で王子を突き刺せば、その血で人魚に戻れる」と告げます。
人魚姫の決断ですがそんな事を出来ない人魚姫は自ら命を絶つのです。
風の精霊になる

自ら海に身を投げた人魚姫は泡となりました。
ですがその泡は空に舞い、風の精霊と出会います。
精霊は人魚と同じように魂はないが、300年良い行いをすると魂を得る事が出来る。と教えてもらいます。
そして
そう、人魚姫は風の精霊に生まれ変わったのです。
人魚姫の結末
生まれ変わった人魚姫は「あと300年で天国に行けるようになるのかな」とつぶやくと
精霊たちは、「子供にいる家で親を喜ばせて愛しみを受ける子供を見つけて私たちも微笑むと試練の時は1年単位で短くなり、逆に悪い子を見て悲しみの涙が流させられると1日づつ長くなるのですよ。」
と教えてくれました。
原作のラストはこのような結末になっています。

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まとめ

以上が「人魚姫」の原作のお話です。
結構省略してしまいましたが、大体のストーリーはこれで分かったと思います。
かなり悲しい内容になってますが、最後の最後でほんの少し救われたような…希望が少し見えるような感じです。
きっと人魚姫はこれから良い行いをし、300年以内に魂を手に入れる事ができると思います。
そして天国で王子と再会するのではないでしょうか?
王子もきっと突然姿を消した人魚姫の事が気にかかっているでしょうし、もしかしたらそこで人魚姫の存在の大きさに気付くかもしれません。
私が聞いたお話では、最後人魚姫が海に身を投げ泡になって終わるのですが、その後「風の精霊になる」という結末に続いていて本当に良かったです^^;
興味のある方は是非、原作のアンデルセン童話「人魚姫」を読んでみてください^^
「本当は怖い童話シリーズ」では、日本昔話の「浦島太郎」についての記事も書いていますので、よろしければそちらもご覧ください↓
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